TOEIC

もしも一つでも心当たりがあったとしたら、「英語ができない」とか「勉強が足りない」ということではなく「TOEICを理解していない！」ということかもしれません。

TOEICはビジネスシーンに特化した、限られたシチュエーションがテーマのテストです。ですから、

✖日常会話を中心とした英会話本
　…ビジネスシーンの英語が中心のTOEICでは語彙も表現も日常会話とは大きく異なるため

✖英検などそのほかのテスト問題集
　…テストごとに方向性や内容、性格が異なるので、一緒にするのは非効率

✖大学入試の時に使用した問題集、単語集
　…大学入試英語は日常生活や学校で使う英語の頻度がとても高いもの。ビジネス英語とは系統が違います。
細かい文法事項や広い分野の単語を拾うというより、要点の見極め、単語はビジネスに特化したものを使わなければ意味がありません。
上記のようなものは、TOEICで高得点を取るために適切なものではないことがわかります。でもみなさん結構ごっちゃです。

テストには必ず目的やみなさんに到達してほしい目標があります。

まず、テストの本質をよ～く理解し、何を聞かれているのか、大切なことは何なのか、を常に念頭において、リスニングパートでは設問の先読み、リーディングパートではポイントを押さえた読み方をする訓練が必要です。

こうした訓練は、「英語」という語学の勉強というより仕事をする上での「資質」として私たちが企業から求められている（＝企業がほしい人材）力を計るためのテストだともいえます。